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会社員は確定申告するの? 年末調整とどう違うのか 中高年や高齢者にも分かりやすく解説

所得税の確定申告ってなんでしょう。毎年2月~3月の税務署は確定申告する人でにぎわいます。春の風物詩ですね。。タレントさんが初日に確定申告して、「あたしたちの税金、大切に使ってほしいですね!」とニコッとコメントするあれです。しらけますね。

タレントさんは、何を確定させて申告しているのでしょう。

確定させているのは国に払う1年分の税金です。

つまり、前年の1~12月分です。

会社員は年末調整がほとんど

でも、タレントさんと違い、会社員は確定申告しませんね。就職してから給料以外の収入がない会社員は、住宅ローン減税の手続きなど一部を除いて、定年までは確定申告しないこともあるでしょう。mokuも副業を始めた3年ほど前までは、確定申告のことをほとんど知りませんでした。

50代後半になるまで、確定申告をしたことがない。それって、信じられますか。

その代わりに、会社がしてくれたのが会社員の年末調整です。生命保険や火災保険などの支払い証明書をぺたっとはり付けて、会社に提出するあれですね。わかりにくく、記入欄が小さいので、いつも書くのに苦労します。

会社員の年末調整といえば、主に①自分で払った保険の届け②住宅ローンの残高の届け--の2種類ですね。ほかにも、奥さんが働いていないとか、子どもが生まれたり、成人したり--と扶養家族が変わったときの届けもあります。

これは、翌年の所得控除に関係するのですが、話がそれるのでまたの機会に譲ります。ちなみに、世の会社員と同じように、ついこの前まで、控除って何?のレベルだったのです。

年末調整で税金が還付されてもラッキーではない

nattanan23 / Pixabay

以上のことから、会社員は、確定申告ではなく、自分で払った保険料の届け出などの年末調整によって、その年に払う税金を確定させているのです。

12月の給与明細を見て、税金が戻ってきてラッキーと思う方もいるかもしれません。でも、これって、ラッキーではありませんよ。年末調整したら、税金の天引きが多すぎていたので戻ってきただけです。

ただ、年末調整していなかったら損していたということは言えます。1~2カ月後には年末調整が反映された源泉徴収票が配られ、めでたしめでたしです。

会社員が全員確定申告したらパニック

さて、会社員がこぞって「会社の年末調整はいやだ」と言って、税務署に確定申告をしたらどうなるでしょう。数千万もの会社員が税務署に押しかけてくる図を想像してみましょう。

パニックです。

だから、会社員の確定申告は、年末調整という名前で、会社がやってくれるのです。いやいや、国が事務負担を減らすため、会社の経理部に、ただでやらせているのです。ただどころではなく、天引きされた税金以上に、さらに税金を取られる方もいるでしょう。これも12月の給料から天引きされます。

国はむしりとれるところから、とことんむしりとります。会社員の給料はガラス張りで、ごまかしようがないので、やりたい放題です。

会社員の確定申告には諸般の事情がある

では、会社員は年末調整されるのに、なぜ、確定申告する人がいるの、という疑問が生じます。一言でいえば、、諸般の事情というやつです。いろんなケースがあります。

いちばんイメージしやすいのは会社員が給料以外に収入があるケースです。

たとえば、年末調整をしていない副業アルバイトの給料です。安い時給なのにたんまりと源泉徴収(税の天引き)されていたら、確定申告して取り戻さなければなりません。

また、個人事業主を兼務している会社員もそうです。プログラマーでもウェブデザイナーでも転売屋でもかまいません。いずれも、年末調整によって会社としての給料の税金は確定していますが、事業のもうけには税金がかかっていません。それを意図的に放っておくと脱税になってしまうので、確定申告をして事業の税金分を追加で支払う--。そんな流れです。

さて、個人事業主はもちろん、会社員でも確定申告するなら、会計ソフトを使うことを検討する必要があります。、会計ソフトを使わないで確定申告しようとすると、とてつもなく手間がかかるケースがあるのです。

諸般の事情がある会社員の確定申告のケースを紹介し、会計ソフトで税務が効率化できるかどうかも独断と偏見で考えていきます。いずれもmokuの体験からのリポートです。

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