拡張子(ファイル名のコンマのあとの英数字)が「lzh」のファイルをご存じでしょうか。
かつて、フリーソフトなどの配布に使われていた日本純正の圧縮ファイルです。
大きなファイルをまとめて圧縮し、その圧縮フォルダー(格納庫)をメール添付などで送れます。
lzh圧縮ファイルは最新のOSでは解凍できない
lzh圧縮ファイルは昔のパソコン通信の時代は主流でした。しかし、現在の圧縮ファイルはほとんどが「zip」形式になっています。
というのも、lzh圧縮ファイルはウイルスに対して脆弱なことが背景にあるようです。
なので、近年は使われていません。どういうことかと言うと
Windows10などのアップデートにより、近年のOSではダブルクリックしても標準では解凍できなくなりました。
この圧縮ファイルのやりとりは、もうするな!
ということなのでしょう。クリックすると、「アプリが見つからない」とパソコンにおこられます。
ただ、昔のフリーソフトには、lzh形式で圧縮したものが多くあります。でも、解凍できません。
そこで、フリーソフトを使ったlzhファイルの解凍の仕方を解説します。
便利フリーアプリをダウンロードしたら……
Excelbooks into 1 Sheetという便利なフリーソフトがあります。
「複数のExcelファイルとその中のシートを単一のシートにまとめる」という一発芸アプリです。
CSVというカンマで区切ったテキストファイルの連結もできるので、Excelのバージョンや表計算ソフトの種類に左右されません。
かゆいところに手が届き、とても便利です。
mokuは、アマゾンマーケットプレイスの売上明細表を作成するために重宝しています。その手順は次の記事でも紹介しています。
フリーソフトはVectorのここからダウンロードします。
ファイルの拡張子がlzhになっていますね。フォルダ-内を確認したところ、readme.txtのタイムスタンプが2004年になっていました。
15年以上前のフリーソフトのようです。
デスクトップにダウンロードすると、次のようなアイコンができました。
これダブルクリックしても開けません。OSはWindows10です。
白いえたいのしれないアイコンがデスクトップにたたずんでいます。
解凍するのに、Lhaplusをダウンロード
これを解凍するためにさらにLhaplus(ラプラス)というフリーソフトを使います。
再びVectorのここからダウンロードします。
「窓の杜」からダウンロードしても同じです。ここからダウンロードできます。
ダウンロード先で迷ったら、デスクトップでいいでしょう。
はいダウンロードされました。実行ファイルです。ダブルクリックすると自動でアプリがインストールされます。
あとはどんどん「次へ」をクリックしていくだけです。
完了すると、次のような画面が開きます。
解凍する拡張子として「lzh」がチェックされていることを確認して、そのままOKします。
アプリをインストールするとlzhファイルが解凍可能に
デストップに解凍アプリのアイコンができました。
するとどうでしょう。あら不思議!
えたいのしれないlzhファイルのアイコンデザインが変身しました。
これをダブルクリックすれば、解凍されます。こんなんフォルダーができました。
フォルダーを開いてみましょう。実行ファイルがあります。
これをダブルクリックすれば、アプリが立ち上がります。
Excelbooks into 1 Sheetが使えるようになりました。